💬 雑談
知らないまま、恋をしていた 第12話
ゲスト·
#小説部#花#しらこい
こんちゃー!花だよ〜!しらこい第12話!
これは夢小説…?とにかくフィクションです!
そういうのが苦手な方はご遠慮ください…!
それじゃ、StaRt〜!!!
⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁
⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁
【言えないまま】
〜美祢Side〜
その日は、朝から少し忙しかった。
美祢「これ、どこに置けばいいですか?」
滉斗「そこじゃないかな」
美祢「ありがとうございます!」
滉斗「……あ、美祢ちゃん」
美祢「はい?」
滉斗「それ、持つよ」
美祢「え、大丈夫ですよ」
滉斗「いいって。これ結構重いでしょ」
そう言って、滉斗が美祢の持っていた荷物を自然に受け取る。
美祢「でも……」
滉斗「俺が持ちたいだけだから」
美祢「……え?」
滉斗「あ」
一瞬、滉斗が言葉を止める。
滉斗「……いや、なんでもないw」
美祢「ふふw」
美祢は笑った。
けれど。
その言葉が、少しだけ頭に残った。
* * * * *
昼休み。
美祢が席に戻ると、机の上に飲み物が置いてあった。
美祢「……?」
その隣には、小さなお菓子も置いてある。
美祢「これ……?」
滉斗「それ、美祢ちゃん好きだったよね」
美祢「え?」
滉斗「前に食べてたから」
美祢「……覚えてたんですか?」
滉斗「うん」
美祢「わざわざ買ってきてくれたんですか?」
滉斗「まあ……ついで」
美祢「ありがとうございます!」
滉斗「どういたしまして」
美祢はお菓子を手に取る。
嬉しくて、自然と笑った。
美祢「いただきますw」
滉斗「うん」
その笑顔を見て、滉斗も笑った。
ほんの少しだけ、嬉しそうに。
美祢はそこで、ふと考える。
――最近。
若井さん、私のことをよく見てない?
前にもそう思った。
でも、気のせいだと思っていた。
優しいだけ。
仲良くなっただけ。
そう思っていた。
なのに。
美祢「……」
手の中のお菓子を見る。
なんとなく、胸の奥がそわそわした。
〜元貴Side〜
その様子を、少し離れたところから見ていた人がいた。
元貴だった。
滉斗が何をしたのか。
美祢がどんな顔をしたのか。
全部、見えていた。
元貴「……」
やっぱり。
滉斗は、本気だ。
そして。
美祢も、ほんの少しだけ気にし始めている。
そのことに気づいた瞬間。
胸の奥が、痛んだ。
――やめてほしい。
一瞬だけ。
本当に、一瞬だけ。
そう思った。
滉斗が美祢の好きなものを覚えていることも。
美祢が嬉しそうに笑っていることも。
その隣に滉斗がいることも。
全部。
見たくないと思った。
元貴「……」
でも。
そんなことを思う資格なんて、自分にはない。
背中を押したのは、自分だ。
「変に遠慮しなくていい」
そう言った。
だから。
今さら何を思ったって、遅い。
元貴「……俺、何やってんだろ」
小さく笑う。
本当は。
ずっと自分が、その隣にいたかった。
美祢が何かを話したら、一番に聞きたかった。
美祢が笑ったら、その理由を知りたかった。
好きなものだって。
苦手なものだって。
誰よりも知っていたかった。
ずっと。
ずっと隣にいるのは、自分だと思っていた。
幼い頃からそうだったから。
それが当たり前だったから。
だから。
いつからか、その「当たり前」が変わることが怖くなった。
元貴「……好きだった、じゃないな」
少しだけ目を伏せる。
元貴「今も、好きだよ」
誰にも聞こえない声。
認めてしまえば、簡単だった。
ずっと好きだった。
今だって好きだ。
本当は。
滉斗に「頑張れ」なんて言いたくなかった。
本当は。
美祢に気づいてほしくなんてなかった。
本当は――
自分を見てほしかった。
それでも。
元貴「……言えるわけないか」
美祢の笑顔を見る。
その隣で、滉斗が笑っている。
元貴は、ゆっくり息を吐いた。
自分の気持ちを隠す。
それくらいしか、できない。
だって。
美祢が幸せになることを願う気持ちは、本物だから。
だから。
自分の「好き」だけを理由に、その未来を邪魔したくない。
苦しくても。
寂しくても。
悔しくても。
全部、自分の中にしまえばいい。
元貴「……美祢が笑ってるなら、それでいい」
そう言って。
いつものように笑った。
* * * * *
その日の帰り。
美祢が滉斗と話している。
美祢「若井さん、今日ありがとうございました」
滉斗「ん?」
美祢「お菓子も、荷物も」
滉斗「そんなの全然いいよ」
美祢「でも、嬉しかったです」
滉斗「……そっか」
滉斗が少し照れたように笑う。
美祢も笑う。
その二人を見ながら。
元貴はいつものように、何も言わない。
ただ。
ほんの少しだけ。
握った手に力を込めた。
そして、すぐに離した。
誰にも気づかれないように。
いつも通りの顔に戻る。
元貴「……お疲れ、美祢」
美祢「もっくんもお疲れさま!」
その声に、元貴は笑った。
いつものように。
優しい幼馴染として。
何も知らない美祢の隣で。
言えないまま。
ずっと好きだった。
元貴「……」
やっぱり。
滉斗は、本気だ。
そして。
美祢も、ほんの少しだけ気にし始めている。
そのことに気づいた瞬間。
胸の奥が、痛んだ。
――やめてほしい。
一瞬だけ。
本当に、一瞬だけ。
そう思った。
滉斗が美祢の好きなものを覚えていることも。
美祢が嬉しそうに笑っていることも。
その隣に滉斗がいることも。
全部。
見たくないと思った。
元貴「……」
でも。
そんなことを思う資格なんて、自分にはない。
背中を押したのは、自分だ。
「変に遠慮しなくていい」
そう言った。
だから。
今さら何を思ったって、遅い。
元貴「……俺、何やってんだろ」
小さく笑う。
本当は。
ずっと自分が、その隣にいたかった。
美祢が何かを話したら、一番に聞きたかった。
美祢が笑ったら、その理由を知りたかった。
好きなものだって。
苦手なものだって。
誰よりも知っていたかった。
ずっと。
ずっと隣にいるのは、自分だと思っていた。
幼い頃からそうだったから。
それが当たり前だったから。
だから。
いつからか、その「当たり前」が変わることが怖くなった。
元貴「……好きだった、じゃないな」
少しだけ目を伏せる。
元貴「今も、好きだよ」
誰にも聞こえない声。
認めてしまえば、簡単だった。
ずっと好きだった。
今だって好きだ。
本当は。
滉斗に「頑張れ」なんて言いたくなかった。
本当は。
美祢に気づいてほしくなんてなかった。
本当は――
自分を見てほしかった。
それでも。
元貴「……言えるわけないか」
美祢の笑顔を見る。
その隣で、滉斗が笑っている。
元貴は、ゆっくり息を吐いた。
自分の気持ちを隠す。
それくらいしか、できない。
だって。
美祢が幸せになることを願う気持ちは、本物だから。
だから。
自分の「好き」だけを理由に、その未来を邪魔したくない。
苦しくても。
寂しくても。
悔しくても。
全部、自分の中にしまえばいい。
元貴「……美祢が笑ってるなら、それでいい」
そう言って。
いつものように笑った。
優しい幼馴染として。
何も知らない美祢の隣で。
言えないまま。
ずっと好きだった。
⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁
⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁⌁⌁⌁♡⌁⌁⌁
はい!どうでしたか〜???
いやぁ…この話書き始めたら終わりにできなくて結構長くなっちゃった…その分元貴Side盛りだくさんだった…はず!
…もっくん優しい……(?)
次もお楽しみに〜!✨️
感想・考察・アドバイスなどお待ちしてます💕たくさんコメしてくれると、モチベ上がりますwリアクションだけでも!
それじゃ、ばいちゃ〜!
いいね 0 ・ コメント 2
