💬 雑談
知らないまま、恋をしていた 第9話
ゲスト·
#小説部#花#しらこい
こんちゃー!花だよ〜!しらこい第9話!
これは夢小説…?とにかくフィクションです!
そういうのが苦手な方はご遠慮ください…!
それじゃ、StaRt〜!!!
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【知らないのは、ひとりだけ】
〜美祢Side〜
最近、若井さんと話すことが増えた。
朝会えば挨拶をして、仕事で近くにいれば自然と話す。
少し前までは、まだどこか距離があった気がするけれど。
今は、そんなこともあまり気にならなくなった。
美祢「若井さん、これってここで合ってます?」
滉斗「うん、それで大丈夫」
美祢「よかった〜」
滉斗「美祢ちゃん、最近こういうの慣れてきたよね」
美祢「ほんとですか?」
滉斗「うん。最初より全然」
美祢「じゃあ成長してるってことですねw」
滉斗「そういうことw」
そんなふうに笑い合う。
ただ、それだけ。
最近は、それが当たり前になってきた。
* * * * *
昼休み。
美祢が飲み物を買いに行こうと立ち上がると、
滉斗「美祢ちゃん、買いに行く?」
美祢「はい」
滉斗「じゃあ俺も行く」
美祢「え、若井さんもですか?」
滉斗「うん。ちょうど飲み物欲しかったし」
美祢「じゃあ一緒に行きましょうw」
二人で歩き出す。
途中で美祢が、
美祢「そういえば、若井さんっていつも何飲んでるんでしたっけ?」
滉斗「俺?だいたいこれ」
美祢「へ〜」
滉斗「美祢ちゃんは?」
美祢「私はいつものですw」
滉斗「知ってる」
美祢「え?」
滉斗「前に言ってたじゃん」
美祢「あー!そうでしたっけw」
滉斗「うんw」
美祢は笑う。
美祢「若井さん、意外と覚えてるんですねw」
滉斗「意外とって何w」
美祢「なんとなくですw」
そんな会話をしながら歩く。
美祢にとっては、それだけだった。
少し仲良くなった。
話しやすくなった。
最近、よく一緒にいる。
ただ、それだけ。
――少なくとも、美祢はそう思っていた。
〜元貴Side〜
その少し後。
美祢が別のスタッフと話している間、元貴は滉斗のほうを見る。
滉斗は何気ない顔をしている。
けれど。
その視線が、美祢を追っていることを元貴は知っていた。
昨日よりも。
少しだけ、近くなった距離。
少しだけ、増えた会話。
少しだけ、増えた笑顔。
元貴「……ほんとに遠慮しなくなったな」
滉斗「ん?」
元貴「いや、なんでもない」
滉斗は少しだけ笑った。
それだけで、元貴には分かる。
滉斗は本気なんだ。
* * * * *
昨日、滉斗に言った。
「変に遠慮しなくていい」と。
だから、これでいい。
頭では分かっている。
美祢が誰かを好きになるなら。
その相手が滉斗なら。
自分が望んでいた未来とは違っても――
美祢が笑っていられるなら、それでいい。
そう思ったはずだった。
なのに。
美祢と滉斗が並んでいるのを見るたびに、胸の奥が少しだけ痛む。
元貴「……俺、まだ好きなんだな」
誰にも聞こえないくらい小さな声。
もう諦めたつもりだった。
応援すると決めた。
それでも、好きだった時間まで消えるわけじゃない。
子どもの頃からずっと隣にいた。
嬉しいことも。
くだらないことで笑ったことも。
何でもない帰り道も。
全部、覚えている。
だからこそ。
簡単には、なくならない。
元貴「……しょうがないか」
小さく息を吐く。
そして、少し離れたところにいる滉斗を見る。
滉斗は、美祢が笑っているのを見ていた。
その表情を見て、元貴はほんの少しだけ笑う。
元貴「……頑張れよ、若井」
今度は、ちゃんと口に出した。
滉斗が振り返る。
目が合う。
一瞬だけ。
それから滉斗は、何も言わずに小さく頷いた。
元貴も、それに頷き返す。
それで十分だった。
美祢は、まだ知らない。
滉斗が少しずつ距離を縮めていることも。
元貴がその背中を押していることも。
そして――
その二人が、それぞれ違う気持ちを抱えながら、自分のことを見ていることも。
知らないのは。
まだ、美祢ひとりだった。
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はい!どうでしたか〜???
次もお楽しみに〜!✨️
感想・考察・アドバイスなどお待ちしてます💕たくさんコメしてくれると、モチベ上がりますwリアクションだけでも!
それじゃ、ばいちゃ〜!
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