💬 雑談
小説部 『足りない』2 知らない、居ない
ゲスト·
#小説部#足りない
どもどもども!みねだよ〜!!
今回は足りないの第二話です!✨
第一話見てくれてる人少なかったからPrologueと含めて一話も見てくれると嬉しいです!!『足りない』と検索してくれれば出てきます!
※この物語はフィクションです。
作中に登場する人物名・団体名などは実在するものを使用していますが、ストーリー・設定・出来事はすべて創作です。実在の人物・団体・事実とは一切関係ありません。
また、本作品には事件や犯罪を題材とした表現、心理的に重い描写が含まれます。あらかじめご了承ください。
2 知らない、居ない
6月13日
今日は雑誌のインタビューの日だ。何度も経験してきた仕事の一つ。いつもなら、特別意識することもない。用意された椅子に座り、向けられたカメラに笑顔を向ける。求められる言葉を選び、求められる姿を見せる。
それはもう、慣れたことだった。
「まずは、Mrs. GREEN APPLEのこれまでについて聞かせてください」
インタビュアーの問いかけに、僕はゆっくり頷いた。
音楽を始めたきっかけ。メンバーとの出会い。ここまで歩んできた時間。何度も話してきたはずのことなのに、今日は少しだけ違って聞こえた。
僕の隣には、いつも二人がいた。若井。涼ちゃん。それが当たり前だった。だからこそ、僕は考えないようにしていた。
考えてしまえば、今まで保っていたものが崩れてしまう気がしたから。
「最後に、これからの3人について聞かせてください」
その言葉に、僕は一瞬だけ息を止めた。
心臓の鼓動がまた早くなる。息がどんどん苦しくなる。瞬きすることも忘れそうなくらい、その言葉が脳の中で永遠に流れ続いていく。
「大森さん……?」
「あ……すみません。これからMrs. GREEN APPLEはもっと進化します。僕個人の活動も、藤澤も……ありがたいことに色々な経験をさせてもらっていますし、その、これからも音楽を中心に、もっと深く広く活動していきます」
「……あの、一つ質問なんですが」
急に、インタビュアーの顔が曇った。僕はただ普通の回答をしたはずだった。それなのにどうしてそんな不思議そうな顔をするのだろう。
「どうしてさっきの質問で____」
6月7日
その日は本当に暑かった。まだ6月上旬なのに、セミが鳴いていてもおかしくない気温だ。
「お、今日遅いじゃん」
「若井が早いだけだろ」
彼の名前は若井滉斗。口は悪い。でも、努力家で、おしゃれにも手を抜かない。
いつもは僕が若井より20分くらい早くスタジオに到着するはずなのに、今日は若井が先に来て、ギターの練習をしていた。
「てゆうか丁度いいじゃん。ここのギターフレーズが難しくてさ……」
「ああそこね。ちょっと待ってて」
「あ、あと元貴いっつも朝食まともに食べてないでしょ?そこのテーブルの上にお弁当作ってきたから、良かったら食べて」
「えー。そんなことするんだ。ありがと」
「そんなことってなんだよ!」
意外と満更でもないようで。若井は少し笑みをこぼしてまたギターを手にとった。
持ってきた荷物を棚に入れた後、テーブルの方を見た。そこにはポツンと古風な丸くて赤色の弁当箱が置いてあった。確かに今日は朝食を食べていないし、丁度小腹も空いたところだったので弁当を食べることにした。
テーブルの上にあったのは弁当だけではなく、付箋も横に添えてあった。不恰好な乱雑。こんな特徴的な字を書くのは1人しかないだろう。
『元貴へ
最近色々大変だと思うけど、ちゃんとご飯も食べろよ』
お母さんみたいだな、と少し笑ってしまった。
「おい若井!これわざとやってるだろ!」
「は?何がだよ!」
「これ、完全に母ちゃん______」
6月13日
「どうしてさっきの質問で」
「……」
「若井さんの名前が、出てこなかったんですか?」
ひろぱ‥?
詳しくは次回!コメント、考察待ってます✨
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