💬 雑談
小説部 『足りない』Prologue
ゲスト·
#小説部#足りない
どもどもども!みねだよ〜!!
活動休止中でも一応小説は投稿する、ということで今回は新しい長編小説に挑戦したいと思います!✨
足りない、というタイトルの意味にも注目しながら読んでいただけると嬉しいです!!
※この物語はフィクションです。
作中に登場する人物名・団体名などは実在するものを使用していますが、ストーリー・設定・出来事はすべて創作です。実在の人物・団体・事実とは一切関係ありません。
また、本作品には事件や犯罪を題材とした表現、心理的に重い描写が含まれます。あらかじめご了承ください。
Prologue
僕は犯人だ。ずっと、そう思って生きてきた。あの日の出来事を隠せば、すべては丸く収まると思っていた。
誰も傷つかない。誰も失わない。そう信じて、僕は逃げ続けた。
でも、本当は分かっていた。僕が守っていたのは、仲間じゃなかったのかもしれない。失いたくなかっただけなのかもしれない。自分が壊れてしまうのが怖かっただけなのかもしれない。
そう、あの日までは___
「元貴? 大丈夫?」
聞き慣れた声がして、僕はゆっくり顔を上げた。目の前には、心配そうにこちらを見る涼ちゃんがいた。
彼は昔からそうだった。誰かの小さな変化にもすぐ気づく。無理をして笑っていることも、平気なふりをしていることも。
だから、余計に苦しかった。
「え? ……ああ、大丈夫だよ」
そう答えた自分の声が、ひどく遠く聞こえた。本当に大丈夫なのかなんて、自分でも分からない。ただ、そう言うしかなかった。
その声を聞いて、涼ちゃんは少し眉を下げた。
「最近、仕事詰めすぎだから疲れてるよね。ちょっとソファで休んだら?」
「全然。元気だから心配しなくていい」
「本当に……? でも、さっきすごく……」
「だから、大丈夫だから」
自分でも驚くほど、強い声が出た。部屋の空気が一瞬だけ止まった気がした。少しだけ涼ちゃんに視線を向けると、彼は悲しそうに俯いていた。
「あ……ごめん」
違う。謝るべきなのは僕なのに。張り詰めた空気になると、彼はいつも「ごめん」と言って離れてしまう。優しすぎる人だから。誰かを責めることより、自分が引くことを選んでしまう人だから。
僕は怒っているわけじゃない。疲れているわけでもない。ただ、これ以上優しくされると、僕が必死に守ってきたものが壊れてしまいそうだった。
僕がついてきた嘘も。僕が隠してきた罪も。
今回はめっちゃ少ないんですけど、次からはどんどん長くしていくつもりなので、待っていてください!!
コメント、考察待ってます!💖
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